一般財団法人国際セラピードッグ協会

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セラピードッグ 魂のエピソード⑤ 「一刀流ムサシの駆け足」

2026年5月8日

東日本大震災後、多くの悲惨な被災犬達に出会ってきました。その中の1頭が被爆の末、放浪中にトラバサミにかかり右前肢を切断され自力で生き延びた若い男の子でした。強く生きて欲しいと願い「ムサシ」と命名しました。

その後セラピードッグになったある日、福島の仮設住宅へ訪問活動の際、おばあちゃんが福島弁で話すとムサシはテール(尻尾)を振り大喜びしました。

晩年は障がいと癌闘病を乗り越え、凄まじい生命力で生き抜いた“男ムサシ”は、スタッフの24時間看病の中、2026年5月4日、私の腕の中で最後の別れを告げました。

大木トオル

2012年 殺処分寸前の救出。 福島県内保健所
被災時に山間部を放浪中、仕掛けられていたトラバサミで右前肢を失う
救出直後。健康状態は最悪で、よく生きていたと思った
健康と元気を取り戻した若き日のムサシの姿。 前片足がなくても誰よりも早く走った
セラピードッグとなり、多くの高齢者施設や福島の仮設住宅の皆さんに笑顔と生きる勇気を届けた。福島出身のムサシの訪問に涙する入居者
しかし晩年鼻腔内腺癌を発症し、放射線治療を受ける 日本小動物がんセンターにて
4回にわたる放射線治療を乗り越え延命したムサシ。 がんセンターからがんばったムサシへ表彰状が授与される
車椅子に乗ってテールを振りながら歩行のリハビリを行う
口からの食事ができなくなり、スタッフによる24時間の看病の元、バルブ(管)から流動食で栄養を摂りガンバル
要介護の老犬達と共に過ごすムサシ
2026.5.4 AM5:08 私の腕の中で安らかに眠りについた。(推定16歳)
たくさんの花に囲まれ5月8日荼毘に付されました。 合掌
ミッキーマウスの毛布が大好きだったありし日のムサシ。強い名前を持ったムサシは誰からも愛されみんなからは「ムーちゃん」と呼ばれていました。そして3本足のギャロップ(駆け足)は誰もが勇気をもらいました。 ムーちゃんの冥福を心より祈ります。 大木トオル

大木トオル代表とセラピードッグ達のブログ I'll BE ALRIGHT

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