セラピードッグ 魂のエピソード⑤ 「一刀流ムサシの駆け足」
2026年5月8日
東日本大震災後、多くの悲惨な被災犬達に出会ってきました。その中の1頭が被爆の末、放浪中にトラバサミにかかり右前肢を切断され自力で生き延びた若い男の子でした。強く生きて欲しいと願い「ムサシ」と命名しました。
その後セラピードッグになったある日、福島の仮設住宅へ訪問活動の際、おばあちゃんが福島弁で話すとムサシはテール(尻尾)を振り大喜びしました。
晩年は障がいと癌闘病を乗り越え、凄まじい生命力で生き抜いた“男ムサシ”は、スタッフの24時間看病の中、2026年5月4日、私の腕の中で最後の別れを告げました。
大木トオル




















