セラピードッグ魂のエピソード⑧ 『マンボの奇跡』
2026年9月11日
当時、日本でもっとも殺処分の多かった千葉県動物愛護センター。この日も体中に消毒を浴びて、救出のために最後の部屋に入りました。いつものように、いろいろな犬たちがいる中、穏やかな顔の白い大型犬が近づいてきました。瞳は不安を訴えてはいましたが、テールは最後まで振りながら、私から離れようとしませんでした。それがマンボでした。
この日4頭を救出しました。しかし残された犬たちは次の日にガス室へ入ることになります。今日は4頭・・・残った犬たちには手を合わせるしかありませんでした。私自身の無力さを自分自身で知らされる瞬間です。「いつか見てろ、みんな連れて帰るぞ。」この気持ちを持ちながら、長い日々が経っていきました。
この日救出した4頭の中で、大型犬のマンボと黒い中型犬のチャチャは、最後まで陽気で、こんな仲良しはそうそういませんでした。そして長く救出を続けてきた今も、亡くなった犬たちへの哀悼の祈りは変わることがありません。
大木トオル






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