一般財団法人国際セラピードッグ協会

セラピードッグ
について

セラピードッグの活動

日本における動物介在療法(AAT)のパイオニア 一般財団法人
国際セラピードッグ協会

セラピードッグ

セラピードッグは、人への忠誠心と深い愛情で、高齢者を始め、障がいを持つ方や病気(癌や精神)の治療を必要とする患者さんの身体と精神の機能回復を補助する活動をしています。セラピードッグ達が患者さんの心身の状態と向き合い、リハビリに寄り添うことで記憶を取り戻したり、動かなかった手や足が動くようになる効果があります。国際セラピードッグ協会では、犬達の個々の能力や性格を大切に育て、対象となる方々の症状に合わせた治療のケアーをしています。

活動場所

全国の高齢者施設、病院(がん患者の延命も含)、心身障がい者施設、児童施設、教育の現場(小、中、高等学校など)、刑務所(服役囚の社会復帰)、被災地への訪問活動など、幅広く活動しています。

殺処分寸前の捨て犬達をセラピードッグへ

一般財団法人国際セラピードッグ協会は多くの捨て犬を救出しています。救出した犬は人を助けるセラピードッグに育成しています。人に捨てられた犬が人を助ける。 殺処分寸前の捨て犬達の救助とセラピードッグ育成に全てを捧げるブルースシンガー大木トオルの激闘のドキュメンタリーを是非ご覧ください。

救出と保護

大木トオル代表と太郎丸

人に捨てられた犬が人を助ける。
捨て犬が生きて行く道を築く。

国際セラピードッグ協会では捨て犬や震災により行き場を失った被災犬達を救助してセラピードッグに育成しています。 犬種や年齢は問いません。体に障がいがあっても克服して元気に活躍している犬達もいます。

大木トオル代表をはじめ私たち国際セラピードッグ協会スタッフは 傷ついた犬達が心身の健康を取り戻せるよう、ともに生活をし、現役引退後の最後までケアをし続けながら犬達に寄り添い、救助と育成活動に取り組んでいます。

震災による被災犬の救出、そしてコロナ禍での
捨て犬達の救出

被災犬の救助「むさし」
セラピードッグ「むさし」写真

福島の山間部を放浪中、トラバサミにより右前肢を失う。
その後行政に捕獲され野犬として殺処分の対象になる。(2012年6月 福島県いわき市)

セラピードッグ「むさし」写真

健康を回復し、人との信頼を取り戻した「むさし」

セラピードッグ「むさし」写真

セラピードッグとして活躍する現在の「むさし」

全盲になった「幸」

東日本大震災後行政に捕獲され、その後4ヶ月間狭いゲージで長期係留された「幸」。
その影響で骨格が変形し栄養失調の状態になり、さらに野犬という理由で殺処分の対象に。

セラピードッグ「幸」写真

2011年 福島、保護当時の「幸」。大木トオル代表により初めて人に抱かれて救助されました。

セラピードッグ「幸」写真

健康を取り戻しセラピードッグとして活躍する「幸」

セラピードッグ「幸」写真

2017年 眼病を発症。左目は義眼になりその後右目も失う。
最高の医療を受けるため、特別な眼科専門医のもと治療を試みるが回復不可能の診断を受ける。
しかし、みんなと一緒に元気に明るく生きている。

セラピードッグ「幸」写真

元気に明るく暮らす現在の「幸」

命をつなぐ

殺処分ゼロを目指して

一般財団法人国際セラピードッグ協会では、殺処分寸前の捨て犬達の救助、セラピードッグへの育成、 社会福祉の現場でのセラピードッグ活動、現役を引退した犬達の最後の看取りまでを最善の医療と共に一貫して行っています。

そのため一頭のセラピードッグの生涯には、多大な費用が必要となり、みなさまからの温かなご支援・ご協力をお願いしております。

全国の愛犬家・愛猫家から届くたくさんのエールを力に、捨て犬・捨て猫の「殺処分廃止」を実現するために今後も歩み続けます。

ご寄付

セラピードッグになるためのトレーニング45教科

国際セラピードッグ協会に救出・保護された犬達は、心身の健康を回復した後、2年以上かけて45を超える教育カリキュラムをマスターし、 各施設での実習を十分に重ねた後、セラピードッグとして認定されます。

トレーニング内容の一部

アイコンタクト
人(ハンドラーや患者さんなど)と犬が見つめ合うこと。お互いの気持ちや意志の統一をはかり、主に信頼関係を深めるための大切なことです。 犬は人とアイコンタクトをすることにより、その人の状況を見極めます。
同速歩行
全てのトレーニングの基本となる動作です。犬は人の足に触れない程度の距離を保ちながら、人の左側で、どんな速さにも合わせて歩くことです。 トレーニングでは、歩きながら速度や歩く方向をを変えたり、杖をつくなど様々に変化をつけて、人の歩行の変化に対して犬が即座に合わせてついて歩けるようにします。 〔速さの種類〕普通の速さ、速足、駆け足、ゆっくり、杖使用の歩行、障害物がある場合の歩行、車いすとの歩行など
ラインマナー
上記の同速歩行を複数の犬達で一緒に行うトレーニングです。 犬達(特に捨てられた犬や外部との接触が少なく、閉鎖的な環境で育った犬など)の社会性の復活を目的に行います。

リハビリする方を想定したトレーニング

ケインウォーク
主に高齢者との同速歩行です。ゆっくり歩く速度よりも遅くなり実際に杖をついて歩く方の速度に近づけて歩き、その速度を犬に理解させます。 また、捨て犬で、棒などで叩かれた犬達は杖に恐怖を感じることもあるため、その恐怖を克服できるように、一緒に乗り越えていきます。 ケインウォークのバリエーションで、事故によるケガや病気(脳梗塞や脳血栓など)で後遺症のある方と、犬が同速歩行をするためのトレーニングもあります。 速度の変化だけでなく、不規則な動きを合わせて歩行します。
車イスとの同速歩行
車イスを利用する方と犬が同速歩行する為のトレーニングです。 普通の同速歩行は歩く方の左側について歩きますが、車イスの時は、車イスに乗っている方の左隣について歩きます。 車イスのブレーキを外す音を犬に聞かせて、出発する合図をして出発します。 この時に車イスの車輪で犬の足を踏まないように注意が必要です。
ベッドマナー
病院や高齢者施設等の個室で、ベッドから起き上がれない方に活動する時のトレーニングです。 部屋へ入るところから、ベッドまでの犬の誘導、ベッドから離れる時の動き、退室までを学びます。

ハンドラー

ハンドラー(セラピードッグの教育・指導員)は、AAT(動物介在療法)を目的に訓練されたセラピードッグ達と共に病院や高齢者施設などで活動を行います。 又セラピードッグ教育カリキュラムを学びハンドリングの技術向上と同時に人間性の向上を図っていきます。 そして高齢者や病気の患者の方とセラピードッグ達との精神的な懸け橋として、コミュニケーションを図る重要な役割を果たします。

セラピードッグ紹介

日本初の認定セラピードッグ「名犬チロリ」

名犬チロリ
名犬チロリ Mix(♀)
2006.3.16 永眠
「名犬チロリ」
千葉県で生んだばかりの子犬5頭と共にゴミ捨て場に捨てられていた後肢に障害を持つ雑種のメス犬。殺処分寸前に救助され、その後2年半かかるセラピードッグ訓練カリキュラムをわずか半年でクリアし、日本初第一号認定セラピードッグに。数々の奇跡を生み日本のAAT(動物介在療法)の礎を築き、その功績が認められ国などから30以上の表彰状、感謝状を授与されました。その後2007年5月築地川銀座公園に名犬チロリブロンズ像が建立されています。又チロリの書籍(大木トオル代表著)は児童推薦図書・全国読書感想文指定図書になり全国の子供たちに読まれ、たくさん方々から愛され続けています。
【2006年3月16日乳がんのため永眠(推定16歳)】
名犬チロリ記念碑 築地川銀座公園
名犬チロリ記念碑 築地川銀座公園
名犬チロリ切手(表紙)
名犬チロリ切手(表紙)
名犬チロリ切手
名犬チロリ切手
  • 名犬チロリ名犬チロリ
  • チロリ(絵本)チロリ(絵本)
  • セラピードッグの世界セラピードッグの世界

その他多数

名犬チロリにつづくセラピードッグたち

集合写真
殺処分寸前で救助された捨て犬・被災犬たち
集合写真
各国を代表する名犬種がセラピードッグを目指します。

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We are all family!
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スタッフ候補生募集

一般財団法人国際セラピードッグ協会では、セラピードッグ・ハンドラー候補生を募集しています。

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